代表挨拶

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高度な人類文化の維持と、
サステナブルな社会の実現に貢献します

記録は文化の礎です。経済力や権力の支えにもなっています。そしてそれは音として人の発する言葉を記した文字により本格的に始まっています。もちろん厳密に言えば、洞窟や岩壁や土器に残された様々な絵や記号が、文字よりもはるかに古い記録であることは事実です。しかし、これらが何を誰に伝えようとしたものかは不明確です。

正確さを持つ記録は文字の発明から始まりました。やがて記録は文字から、言葉に限定されない音楽や、何であるかの描写が明確な画像や、動く画像である映像へとその対象を広げ、現在に至っています。

これらの記録は当初、紙に書かれた文献資料に代表されるアナログでした。最近では、正確さを特長とするディジタルに移行してきています。視覚に訴えるアナログ記録は、誰にでもその内容が容易に読み取れることが特徴です。しかしアナログ記録は物理的なモノへ完全に依存しているために、利用において物理的な移動から生じる時間と空間の壁が存在していました。これらの壁はLSIと光ファイバーが支える最近のディジタル技術により実現されたインターネットで完全に克服されました。

しかしこうした優れた特徴を持つディジタル記録はアナログ記録に比べて寿命が短いと言われていて、それが社会にかなり根深く定着しています。社会の効率的運用を実現するICT技術の普及の妨げとなっています。こうした言われ方は技術的に決して正しくないのですが、それが社会に定着している理由にはそれなりの背景があります。

その背景とは、現在の記録メディアのほとんどが10年程度の寿命しかない消耗品であるハードディスクと磁気テープを使っているからであり、それに加えてハードディスクは突発的な故障(クラッシュ)を絶対に避けられないからです。このクラッシュを避けるための工夫がなされたシステムが現在は使われていますが、それでも依然として寿命の問題は全く解決していません。

私たちはディジタルデータの記録において、この消耗品であるハードディスクと磁気テープを一切使わずに、現在のインターネットが実現している優れた情報利用環境を未来に向けて超長時間提供し、同時にコスト問題も抱え込まないシステムの開発に成功しています。

すなわちホットスタンバイで300年以上の永久保存と言える寿命を持つ経済的なディジタルアーカイブシステムを開発し、それをクラウドストレージサービスとして社会に幅広く提供することに成功しました。これにより時間と空間の壁を超えたにも関わらずオンデマンド利用を原理的に実現できない長く慣れ親しんだ電波放送を凌ぐ、あらゆるコンテンツのインターネットによる超長期に及ぶ安定したオンデマンド利用形態が実現します。

私たちはこの社会的インパクトが非常に大きいシステムを、広く全世界に提供することを目標として会社を設立します。印刷術やレコード、写真、映画が直面していた時間と空間の壁を超え、さらに放送に立ちはだかっていたオンデマンド配信の壁も突き抜け、加えてこれから作られるディジタル記録の永久保存を実現することで、社会の基礎をしっかり支えると同時に、効率的な社会運営を実現いたします。

さらに私たちは、既存の過去の膨大な量のあらゆるアナログ記録の永久保存が可能なディジタルデータへの変換もサポートし、貴重な過去の記録も永久にあらゆる人たちが自由に使える社会を実現させることによって、高いレベルの文化の維持とサステナブルな社会の実現を目指します。

代表取締役社長 小野定康(工学博士)